歯周病を放置するとどうなる?進行の流れを解説|豊中市の歯医者なら豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック|服部天神

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歯周病を放置するとどうなる?進行の流れを解説

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2026年5月04日

歯周病を放置するとどうなる?進行の流れを解説

歯周病を放置するとどうなる?進行の流れを解説
歯周病は日本人が歯を失う最大の原因でありながら、**初期にはほとんど自覚症状がない“静かな病気”**です。「痛くないから大丈夫」と思っているうちに進行し、気づいたときには抜歯が必要になるケースも少なくありません。本記事では、歯周病を放置するとどうなるのか、進行の流れを段階ごとにわかりやすく解説します。

歯周病とは何か
歯周病とは、歯を支える骨や歯ぐきが細菌感染によって破壊される慢性炎症性疾患です。原因は歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌。生活習慣や体質、全身疾患とも深く関係しています。
世界的に歯周病は非常に多く、成人の大半が何らかの歯周病を抱えているといわれています。
引用論文:
Tonetti MS, Jepsen S, Jin L, Otomo-Corgel J. Impact of the global burden of periodontal diseases on health, nutrition and wellbeing of mankind. J Clin Periodontol. 2017.
この論文では歯周病が世界規模の健康問題であり、全身健康にも大きな影響を与えることが指摘されています。

歯周病の怖い特徴「痛みなく進行する」
歯周病が怖い最大の理由はここです。
初期は痛みがない
見た目の変化が少ない
気づいたときには進行している
多くの患者さんが「気づいたら歯が揺れていた」と来院されます。
つまり歯周病は自覚症状が出た時点で中等度以上の可能性が高いのです。

歯周病の進行ステージ
ステージ0:健康な状態
健康な歯ぐきは薄いピンク色で引き締まっています。
歯周ポケットは1〜3mm。
この状態では骨はしっかり歯を支えています。

ステージ1:歯肉炎(初期)
最初に起こるのは歯ぐきの炎症です。
症状
・歯磨きで出血
・歯ぐきの赤み
・腫れ
この段階では骨はまだ破壊されていません
適切なケアで完全回復が可能です。
ここが最後の「引き返せる段階」です。

ステージ2:軽度歯周炎
炎症が歯ぐきの奥に進み、骨破壊が始まります。
症状
・口臭の増加
・歯ぐき下がり
・歯石増加
骨が溶け始めるため、元の状態には戻りません

ステージ3:中等度歯周炎
骨の破壊が進行し、歯が支えを失い始めます。
症状
・歯のぐらつき
・噛むと違和感
・膿が出る
・口臭の悪化
この段階で来院される方が最も多いです。

ステージ4:重度歯周炎
歯を支える骨の大半が失われた状態。
症状
・強い動揺
・噛めない
・自然に歯が抜ける
最終的には抜歯が必要になります。

歯周病で歯を失うメカニズム
歯は骨に支えられています。
歯周病はその骨を溶かします。
例えるなら
歯=家
骨=地盤
地盤が崩れれば家は倒れます。
歯も同じで、骨が失われると支えられなくなります。

放置すると全身に影響する理由
歯周病は口の病気にとどまりません。
歯周病菌は血流に入り、全身へ影響します。
関連が指摘されている疾患
・糖尿病
・心疾患
・脳梗塞
・早産・低体重児出産
・認知症
慢性炎症が全身に影響することが多くの研究で示されています。

歯周病は「治療より予防」が重要
歯周病は進行すると元に戻りません。
失った骨は自然再生しないためです。
だからこそ重要なのが予防。
定期検診
歯石除去
正しいセルフケア
この3つが歯を守る最強の方法です。

歯周病は静かに進行する生活習慣病
歯周病は生活習慣病でもあります。
リスク因子
・喫煙
・ストレス
・糖尿病
・睡眠不足
・不規則な食生活
生活習慣改善も重要な治療の一部です。

まとめ
歯周病の進行は次の流れです。
歯肉炎
→ 軽度歯周炎
→ 中等度歯周炎
→ 重度歯周炎
→ 抜歯
痛みなく進行し、気づいた時には歯を失う可能性があります。
しかし、早期発見・定期管理で防げる病気でもあります。
歯周病は予防できる歯の最大の敵です。

よくあるQ&A
Q1 歯周病は治りますか?
初期の歯肉炎は治りますが、歯周炎で失った骨は元に戻りません。進行を止める治療が中心になります。
Q2 口臭の原因になりますか?
はい。歯周病は強い口臭の主要原因の一つです。
Q3 若くても歯周病になりますか?
はい。20代でも増加しており、早期予防が重要です。

監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長幸田昇

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