歯周組織再生療法とは?失った骨を取り戻す最新治療を解説|豊中市の歯医者なら豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック|服部天神

〒561-0858大阪府豊中市服部西町2丁目1-7

06-6398-7714

WEB予約
下層メインビジュアル

歯周組織再生療法とは?失った骨を取り戻す最新治療を解説

歯周組織再生療法とは?失った骨を取り戻す最新治療を解説|豊中市の歯医者なら豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック|服部天神

2026年2月17日

歯周組織再生療法とは?失った骨を取り戻す最新治療を解説

「歯周病で骨が溶けていると言われた」「歯がグラグラして抜歯が必要かもしれない」——このようなケースでも、近年は歯周組織再生療法によって歯を残せる可能性が広がっています。歯周組織再生療法とは、歯周病によって失われた歯を支える骨や歯根膜などの組織の回復を促す専門的な治療です。
歯周病が進行すると、歯槽骨が溶け、歯周ポケットが深くなり、やがて歯の動揺や抜歯につながります。従来の歯周外科治療は炎症を取り除くことが主な目的でしたが、再生療法ではさらに一歩進み、失われた組織の再生を目指す点が特徴です。
代表的な方法として、エムドゲイン®などの**エナメルマトリックスタンパク(EMD)**を用いた再生療法や、**GTR(組織再生誘導法)**があります。これらは特殊な材料や膜を使用し、骨や歯根膜が再び形成される環境を整えることで、歯の支持組織の回復を促します。骨の欠損の形態や部位によって適応が異なるため、精密な診断が不可欠です。
治療の流れとしては、まず歯周基本治療(クリーニング・歯石除去・ブラッシング指導)で炎症をコントロールした後、必要に応じて再生療法を行います。手術は局所麻酔下で行われることが多く、術後は数ヶ月かけて組織の回復を待ちます。再生の効果を長期的に維持するためには、定期的なメンテナンスとセルフケアの継続が非常に重要です。
歯周組織再生療法のメリットは、抜歯を回避できる可能性が高まることに加え、歯の安定性や噛む力の改善が期待できる点です。自分の歯を長く残すことは、全身の健康や生活の質の向上にもつながります。
「骨が溶けているからもう治らない」と諦める前に、再生療法という選択肢があります。歯周病は早期の専門的な対応が予後を大きく左右するため、気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。

引用文献(世界的に引用される代表的研究)
Hammarström L. Enamel matrix, cementum development and regeneration. J Clin Periodontol. 1997.
Heijl L, et al. Periodontal regeneration with enamel matrix derivative in one human experimental defect. J Clin Periodontol. 1997.
Nyman S, Lindhe J, Karring T, Rylander H. New attachment following surgical treatment of human periodontal disease. J Clin Periodontol. 1982.

よくあるQ&A
Q1. 歯周組織再生療法は誰でも受けられますか?
A. 骨の欠損の形態や歯周病の進行度、全身状態によって適応が異なります。精密検査のうえで治療可能か判断します。
Q2. 再生療法で完全に元通りになりますか?
A. 状態によりますが、骨や歯周組織の回復が期待できます。ただし、完全に元の状態に戻るとは限らず、メンテナンスが重要です。
Q3. 手術は痛いですか?
A. 局所麻酔下で行うため、治療中の痛みはほとんどありません。術後は軽い腫れや違和感が出る場合がありますが、通常は数日で落ち着きます。

監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長幸田昇

TOP