歯ぎしり・食いしばりにボトックスは効果ある?歯科医が解説|豊中市の歯医者なら豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック|服部天神

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歯ぎしり・食いしばりにボトックスは効果ある?歯科医が解説

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2026年2月17日

歯ぎしり・食いしばりにボトックスは効果ある?歯科医が解説

「朝起きると顎がだるい」「歯がすり減ってきた」「無意識に食いしばっていると言われた」——こうした症状の原因として多いのが、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)です。近年、この症状への治療法の一つとして注目されているのがボツリヌストキシン(ボトックス)治療です。
歯ぎしりや食いしばりは、咬筋や側頭筋などの咀嚼筋が過剰に働くことで起こります。強い力が継続的に歯や顎に加わると、歯の摩耗や破折、詰め物・被せ物の脱離、知覚過敏、顎関節症、さらには歯周病の悪化など、さまざまなトラブルにつながります。
ボトックス治療は、咬筋などの過剰に発達した筋肉に薬剤を注射し、筋肉の働きを一時的に弱めることで、噛む力を適度にコントロールする治療です。これにより、歯や顎への過度な負担を軽減し、症状の改善が期待できます。
治療は短時間で行われ、メスを使わないため身体への負担が少ないのが特徴です。効果は通常数日〜2週間程度で現れ、3〜6ヶ月ほど持続します。継続的な治療により、筋肉の過緊張が和らぎ、歯や補綴物の保護につながります。
また、咬筋のボリュームが抑えられることで、エラの張りが改善し、フェイスラインがすっきりするという審美的なメリットを感じる方もいます。
ただし、ボトックスは根本原因を完全に取り除く治療ではありません。ストレス管理や生活習慣の見直し、ナイトガード(マウスピース)との併用など、総合的なアプローチが重要です。また、適応や投与量の判断には専門的な知識と経験が必要なため、歯科医による診断のもとで治療を受けることが大切です。
歯ぎしりや食いしばりは自覚しにくい症状ですが、放置すると歯の寿命を縮める原因になります。歯のすり減りや顎の違和感が気になる方は、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。

引用文献(世界的に引用される代表的研究)
Guarda-Nardini L, et al. Botulinum toxin in the treatment of myofascial pain of masticatory muscles: a randomized controlled trial. J Oral Rehabil. 2008.
Manfredini D, et al. Management of bruxism: a systematic review. J Oral Rehabil. 2011.
Lobbezoo F, et al. Bruxism defined and graded: an international consensus. J Oral Rehabil. 2013.

よくあるQ&A
Q1. ボトックスは歯ぎしりを完全に止められますか?
A. 筋肉の力を弱めることで症状の軽減が期待できますが、完全に止める治療ではありません。ナイトガードなどとの併用が効果的です。
Q2. 治療は痛いですか?
A. 細い針を使用するため、チクッとする程度の軽い痛みです。治療時間も数分程度で終了します。
Q3. 副作用はありますか?
A. 一時的な違和感や噛む力の低下を感じる場合がありますが、多くは時間の経過とともに改善します。適切な量と部位への投与が重要です。

監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長幸田昇

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