2026年2月17日

歯の黄ばみや着色が気になり、「歯を白くしたい」と考える方が増えています。そんな方に選ばれているのがホワイトニングです。ホワイトニングは、歯を削ることなく専用の薬剤を用いて歯の色を明るくする治療で、自然な白さを目指せる審美歯科治療の一つです。
歯が黄ばんで見える主な原因には、加齢による変化、コーヒー・紅茶・ワインなどの色素沈着、喫煙、遺伝的な歯の色などがあります。表面の着色はクリーニングで除去できますが、歯の内部の色の変化は通常の歯磨きでは改善できません。そこで効果を発揮するのがホワイトニングです。
ホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使用します。これらの成分が歯の内部に浸透し、着色の原因となる有機物を分解・無色化することで、歯の明度を高めます。つまり、歯の表面を覆うのではなく、歯そのものの色を明るくするのがホワイトニングの仕組みです。
ホワイトニングには主に2つの方法があります。歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、短期間で効果を実感しやすいのが特徴です。一方、自宅で専用のマウスピースを使用するホームホワイトニングは、時間をかけて自然な白さを目指す方法です。それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルや希望の白さに合わせて選択することが大切です。
安全にホワイトニングを行うためには、事前の口腔内チェックが重要です。むし歯や歯周病がある場合は、先に治療を行う必要があります。また、知覚過敏の症状が出ることがありますが、多くは一時的なもので、薬剤の濃度調整や使用方法の工夫で対応可能です。
ホワイトニングの効果は永久ではなく、生活習慣によって徐々に後戻りが起こります。そのため、定期的なメンテナンスやタッチアップを行うことで、白さを長く維持することができます。
ホワイトニングは、口元の印象を明るくし、笑顔に自信を持てるようになる治療です。安全で効果的な結果を得るためにも、歯科医師の診断のもとで適切な方法を選ぶことをおすすめします。
引用文献(世界的に引用される代表的研究)
Joiner A. The bleaching of teeth: A review of the literature. Journal of Dentistry. 2006;34(7):412–419.
よくあるQ&A
Q1. ホワイトニングは誰でも受けられますか?
A. 妊娠中の方や重度の知覚過敏がある方など、適応が難しい場合もあります。事前の診査で適応を確認することが重要です。
Q2. ホワイトニングの効果はどのくらい続きますか?
A. 個人差はありますが、一般的に数か月〜1年程度です。定期的なメンテナンスで白さを維持できます。
Q3. 差し歯や詰め物も白くなりますか?
A. ホワイトニングは天然歯にのみ効果があります。人工歯の色が気になる場合は、セラミックなどへの交換を検討します。
監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長 幸田昇