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歯周病は治る?治療方法と改善のポイント

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2026年4月01日

歯周病は治る?治療方法と改善のポイント

歯周病は治る?治療方法と改善のポイント
「歯ぐきが腫れる」「出血する」「口臭が気になる」といった症状がある場合、歯周病の可能性があります。歯周病は日本人の成人の多くが罹患しているといわれる非常に身近な病気ですが、「本当に治るのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、歯周病は早期であれば改善が可能であり、進行していても適切な治療と管理によって進行を止め、良好な状態を維持することができます。
本記事では、歯周病の基本から治療方法、改善のためのポイントまでを専門的にわかりやすく解説します。

歯周病とはどんな病気か
歯周病とは、歯を支えている歯ぐきや骨(歯槽骨)が細菌感染によって破壊されていく病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行するのが特徴です。
進行段階は大きく分けて以下の通りです。
歯肉炎:歯ぐきの炎症のみ(可逆的)
軽度歯周炎:歯槽骨の軽度吸収
中等度歯周炎:骨の吸収が進行し、歯の動揺が出る
重度歯周炎:歯を支える骨が大きく失われ、抜歯のリスクが高い
特に歯周炎まで進行すると、自然に元の状態に戻ることは難しくなります。

歯周病は本当に治るのか
歯周病の「治る」という言葉には注意が必要です。
歯肉炎:完全に元の健康な状態に戻る
歯周炎:進行を止め、安定した状態にコントロールする
つまり、**歯周病は“完治”というよりも“コントロールする病気”**と考えるのが適切です。
しかし、適切な治療とメンテナンスを継続することで、歯を長期間維持することは十分可能です。

歯周病の主な治療方法
1. 歯周基本治療(プラークコントロール)
歯周病治療の基本は、原因となる細菌(プラーク・歯石)の除去です。
正しいブラッシング指導
スケーリング(歯石除去)
ルートプレーニング(歯根の清掃)
これにより炎症を改善し、歯周ポケットの改善を目指します。

2. 外科的歯周治療
基本治療で改善しない場合には、外科的な処置を行います。
フラップ手術
歯周ポケット掻爬
歯周組織再生療法
特に再生療法では、失われた骨や歯周組織の回復を目指すことが可能です。

3. メンテナンス(SPT)
治療後に最も重要なのがメンテナンスです。
歯周病は再発しやすい病気であるため、**定期的な管理(Supportive Periodontal Therapy:SPT)**が不可欠です。

歯周病を改善するためのポイント
1. 毎日のセルフケアの徹底
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを併用することで、歯周病の原因菌を効果的に除去できます。
2. 定期的な歯科受診
3〜6ヶ月ごとのメンテナンスにより、再発リスクを大きく低減できます。
3. 生活習慣の改善
喫煙は歯周病を悪化させる最大のリスク因子の一つです。また、糖尿病との関連も指摘されています。
4. 噛み合わせの管理
過度な咬合力は歯周組織にダメージを与えます。必要に応じてマウスピースや咬合調整を行います。

歯周病を放置するとどうなるか
歯周病を放置すると、歯を支える骨が徐々に失われ、最終的には歯が抜けてしまいます。また近年では、歯周病が全身の健康にも影響を与えることが明らかになっています。
糖尿病
心血管疾患
誤嚥性肺炎
などとの関連が報告されており、口腔内だけの問題ではありません。

歯周病治療は早期が重要
歯周病は早期に発見し、適切に対応することで進行を防ぐことができます。逆に放置すると治療の難易度が上がり、歯を失うリスクも高まります。
現在では、再生療法や精密検査の進歩により、以前よりも高いレベルでの治療が可能になっています。重要なのは「早く気づき、継続して管理すること」です。

【引用論文】
Lindhe J, Nyman S.
“The effect of plaque control and surgical pocket elimination on the establishment and maintenance of periodontal health.”
Journal of Clinical Periodontology, 1975.
Axelsson P, Lindhe J.
“The significance of maintenance care in the treatment of periodontal disease.”
Journal of Clinical Periodontology, 1981.
Pihlstrom BL, Michalowicz BS, Johnson NW.
“Periodontal diseases.”
The Lancet, 2005.
これらの研究は、歯周病の治療およびメンテナンスの重要性について世界中で広く引用されている代表的な論文です。

よくある質問(Q&A)
Q1. 歯周病は完全に治りますか?
A. 初期の歯肉炎であれば完全に回復する可能性がありますが、歯周炎の場合は進行を止めて安定させることが治療の目標になります。
Q2. 歯周病の治療にはどのくらい期間がかかりますか?
A. 軽度であれば数ヶ月程度、重度の場合は1年以上かかることもあります。その後も継続的なメンテナンスが必要です。
Q3. 歯周病は自分で治せますか?
A. セルフケアだけでは限界があります。歯石除去や専門的な治療が必要なため、歯科医院での治療と併用することが重要です。

監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長 幸田昇

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