虫歯菌ってどんな菌?|豊中市の歯医者なら豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック|服部天神

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虫歯菌ってどんな菌?

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2026年2月09日

虫歯菌ってどんな菌?

「虫歯は菌が原因と聞きましたが、どんな菌なのですか?」
診療の中で、患者さまからよくいただくご質問です。
虫歯は生活習慣だけでなく、お口の中の細菌が関係する感染性の病気です。今回は、虫歯菌の特徴や働きについて、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。

お口の中にはたくさんの細菌がいます
人の口の中には、300〜700種類以上の細菌が存在するといわれています。その多くは常在菌で、必ずしも悪いものではありません。
しかし、その中にいる「虫歯の原因菌」が増えることで、虫歯が発生しやすくなります。

虫歯の主な原因はミュータンス菌
虫歯の原因菌としてよく知られているのが**ミュータンス菌(Streptococcus mutans)**です。
この菌には、次のような特徴があります。
・糖分から酸を作る
・歯の表面にくっつきやすい
・プラーク(歯垢)を形成する
ミュータンス菌が糖分を分解して作った酸によって、歯の表面のミネラルが溶け、虫歯が進行していきます。

虫歯菌は誰にでも存在します
虫歯菌は特別な人だけにいるわけではなく、多くの人の口の中に存在しています。
重要なのは、菌がいるかどうかではなく、
・菌の量
・糖分の摂取頻度
・唾液の働き
・歯みがきなどの清掃状態
といった、お口の環境です。
日々の診療でも、同じような生活をしていても虫歯になりやすい方となりにくい方がいるのは、こうした環境の違いによるものです。

虫歯菌はうつることもあります
ミュータンス菌は、唾液を介して人から人へ移る可能性があります。
特に、
・食器の共有
・口移しでの食事
・大人から小さなお子さまへの唾液の接触
には注意が必要です。
ただし、過度に心配する必要はなく、日常のケアと定期的なチェックが重要です。

院長からのメッセージ
虫歯は、菌だけが原因で起こるものではなく、生活習慣やお口の環境が大きく関係します。
・丁寧な歯みがきとフロス
・甘いものの摂取頻度の管理
・3〜6ヶ月ごとの定期検診
これらを続けることで、虫歯菌の影響を最小限に抑えることができます。
虫歯になってから治すのではなく、菌が増えにくい環境を整えることが大切です。

国際的に引用される研究
虫歯菌の役割については、以下の研究が世界的に広く引用されています。
Loesche WJ. “Role of Streptococcus mutans in human dental decay.” Microbiological Reviews, 1986.
この論文では、Streptococcus mutansが糖分から酸を産生し、歯の脱灰を引き起こす主要な原因菌であることが示され、現在の虫歯予防の考え方の基礎となっています。

監修・執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック
院長 幸田昇

よくあるQ&A
Q1. 虫歯菌は完全になくすことはできますか?
A. 完全に除去することは難しいですが、適切なケアによって菌の量を減らし、虫歯のリスクを下げることができます。
Q2. 虫歯菌は大人にも感染しますか?
A. はい、唾液を介して感染する可能性がありますが、日常的な口腔ケアと環境管理が最も重要です。
Q3. 虫歯菌を減らすために大切なことは何ですか?
A. 丁寧な歯みがき、フロスの使用、糖分摂取の管理、そして定期的な歯科検診が効果的です。

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