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歯周組織再生療法の適応症と治療の流れ

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2026年5月18日

歯周組織再生療法の適応症と治療の流れ

歯周組織再生療法の適応症と治療の流れ
歯周病が進行すると「歯を支える骨は元に戻らない」と言われてきました。しかし現在では、条件が整えば失われた歯周組織を回復させる歯周組織再生療法が可能です。本記事では、再生療法の適応症・治療の流れ・成功率・注意点まで専門的にわかりやすく解説します。

歯周組織再生療法とは?
歯周病で破壊された組織を再生させる治療です。
再生対象
・歯槽骨(歯を支える骨)
・歯根膜
・セメント質
通常の歯周病治療は「進行を止める治療」ですが、再生療法は失われた組織を回復させる治療です。

歯周病で骨はどのように失われるのか
歯周病は細菌感染により慢性的に炎症が続く病気です。
進行の流れ
① 歯ぐきの炎症
② 歯周ポケット形成
③ 歯槽骨吸収
④ 歯の動揺
⑤ 抜歯
従来は③以降は不可逆と考えられていました。
引用論文:
Nyman S, Lindhe J, Karring T, Rylander H. New attachment following surgical treatment of human periodontal disease. J Clin Periodontol. 1982.
(歯周組織再生療法の基礎となった世界的研究)

再生療法が必要になる状態
以下の場合に検討されます。
・中等度〜重度歯周病
・歯周ポケット6mm以上
・垂直性骨欠損
・歯の保存を希望
・全身状態が安定している

再生療法が向いている骨欠損
特に効果が高いのは垂直性骨欠損です。
骨欠損の種類
・水平性骨欠損 → 再生困難
・垂直性骨欠損 → 再生可能性高い
これは非常に重要なポイントです。

使用される再生材料
代表的な再生療法
エムドゲイン(EMD)
歯の発生タンパク質を応用した再生材料。
効果
・歯根膜再生
・骨再生促進
・長期予後良好
引用論文:
Hammarström L. Enamel matrix, cementum development and regeneration. J Clin Periodontol. 1997.

GTR法(組織再生誘導法)
特殊な膜を使い再生スペースを確保。

骨補填材
骨の再生を促進。

歯周組織再生療法の治療の流れ
STEP1 精密検査
・CT撮影
・歯周ポケット測定
・咬合分析
・口腔内写真
適応症の判断が最重要。

STEP2 歯周基本治療
いきなり再生療法は行いません。
・スケーリング
・ルートプレーニング
・ブラッシング指導
炎症を先に改善。

STEP3 再評価
歯周ポケット改善を確認。

STEP4 再生療法手術
局所麻酔下で実施。
手術内容
① 歯ぐきを開く
② 感染組織除去
③ 再生材料填入
④ 縫合
手術時間:約60〜90分

STEP5 治癒期間
骨再生には6〜12ヶ月必要。

STEP6 メンテナンス
成功の鍵は術後管理。

成功率はどれくらい?
適切な症例では
骨再生成功率:70〜90%
成功を左右する要因
・喫煙
・糖尿病
・口腔清掃状態
・定期メンテナンス

再生療法のメリット
・歯を抜かずに保存できる
・骨量回復
・インプラント回避
・長期予後改善

注意点・リスク
・適応症が限られる
・治癒期間が長い
・術後ケア必須

再生療法が必要な人の特徴
・歯を残したい
・抜歯を避けたい
・歯周病が進行している
・将来インプラントを避けたい

まとめ
歯周組織再生療法は
・歯を残すための最先端治療
・垂直性骨欠損が適応
・成功には術後管理が必須
早期相談が歯の寿命を大きく左右します。

監修執筆:豊中服部ノボ歯科・矯正歯科クリニック院長幸田昇

よくあるQ&A
Q1. 再生療法は誰でもできますか?
A. 骨欠損形態など適応症の診断が必要です。
Q2. 痛みはありますか?
A. 局所麻酔で行うため術中の痛みはほぼありません。
Q3. 再生した骨は一生もちますか?
A. 定期メンテナンスで長期維持可能です。

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